ナーシャ「これで……終わりよ!」
ナーシャの2本の虎殺しの連撃を受け、シキガミは元の札の姿へと戻る。
ロビン「きちんとレベル上げてれば楽勝だったんだな、こいつ……」
ダイ「違うよ! ボクのHPが問題だったんだよ!」
リュー「そうね……最大HP+41なんて空手着拾ってなければ危なかったわね。」
あっちゃん「アクアガンは痛かったわね~ 早く魔法壁召還を覚えれるといいわね~ あれがあればダイもきっとすぐにはやられないわよ~」
ダイ「……確かダメージを吸収する壁でしたっけ? そういえば予報士覚えられたんですよね。あれ? もしかしてナーシャさんそこまで考えて?」
ナーシャ「そんなわけないでしょ。」
ロビン「なあ、俺、そろそろ狩人に戻っていい……?」
ナーシャ「え? まだ戻ってなかったの?」
ロビン「……そうだね。もう目的終わったもんね……気づかなかった俺が、悪かったね……」
ヒルター「は、はは……」
ロビン「そうだ。次はドラッケンだろ? あそこにもターゲットがいたはずだ。」
ナーシャ「そうね……そうなると。レベル上げに使ったあの道を通ってく方が近いわ。」
ダイ「飛竜召還札でスノードロップまで戻って断たれた絆の道でも……」
あっちゃん「そんな高価な物ほいほい買えないわ~」
リュー「転移の札は2枚拾っているから作った方が安上がりだろうけど、錬金術師もいないからね……」
ナーシャ「? 転移の札から飛竜召還札?」
リュー「ああ。マクスラークがよくやってたのよ。1枚でも転移の札を拾った時にね。飛竜召還札は10000Gでしょ? 飛竜召還札は4枚で作るから転移の札4枚だと12000Gだけど3枚なら9000G。少しだけ安くなるの。」
ダイ「……どちらにしても高いですよ。」
ヒルター「そうだな。やはり自分で歩くしかないだろうな。」
ロビン「そういや……なあ、この中で再会と離別の道からドラッケンへいったことある人、いる? 地図があればきっと早いと思うんだけど。」
誰も手を上げない。
ダイ「? リューさんとあっちゃんさんも?」
リュー「アタシはタカチホとプリシアナがほとんどだったからね。」
あっちゃん「わたしは~ 基本的に地図なんて書かないわ~」
ナーシャ「普段どうしてるのよ。」
あっちゃん「え~? だって、道なんて見て覚えれない?」
リュー「普通は無理。特に迷宮類は無理!」
あっちゃん「目印がなければつければいいんだし~?」
ヒルター「……まあ、確かにそうだが。」
あっちゃん「それに別に戦闘好きだし~ 行き当たりばったりは楽しいわよ~?」
リュー「結局あんたはそこなのね……」
あっちゃん「ダメになりそうだったらほら。帰還札もあるし~」
ナーシャ「わかった、わかったわ。もういいわ。」
あっちゃん「え~? せっかく調子上がってきたのに~」
ロビン「これ以上何か喋ることってあったのか?」
あっちゃん「え? あ~ ないわね~ でもほら、止められたら喋りたくならない~?」
ダイ「あっちゃんさんだけだと思います……」
ロビン「と、とにかく。再会の離別の道を通ってボルンハーフェンへ。みんな、それでいいよな。」
全員「おー!」
おまけ
リュー「そういえばダイってなつきの従兄弟なのよね? ってことはなつきも令嬢だったりするの?」
ダイ「ボクの家よりお金持ちです……」
リュー「い、意外ね……」
ダイ「でもお金の使い方が間違っていて、お屋敷はもれなくからくり屋敷で……ボク、あの家、入りたくないです……なつきちゃんはよく平気では入れるなって思います。」
リュー「ということは、ヒルター様の親衛隊のバックにはプリシアナ学院のスポンサーが」
ダイ「いえ、なつきちゃんの家は学校のスポンサーではあるけれどプリシアナではないんです。」
リュー「じゃあ、どこ?」
ダイ「……それはその。ちょっと、話せないです……」
リュー「ふーん……」
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