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2011年1月29日に公開しました第1PT第11話です。
やたら間隔が長いですが、ここがSNS版とブログ版の違いです。
こちらではパーティーごとに毎週UPする形ですが、
SNS版は比較的時系列に沿った形でのUPとなっているのです。
つまり、他のパーティーはかなりこの間に色々と動いているわけですが……
これはお楽しみにとっておいてくださいw

----↓ここから↓----

タスク「わわわ!」

ちあき「大丈夫、タスク!」

ミュール「……タケシ、間違っても踏んじゃダメよ?」

タケシ「そんなこといわれても困るっす! 見えないものを避けようがないっす!」

マクスラーク「そう、だね。この噴気孔は浮遊でも回避できないし……僕やタケシ君じゃ、踏むだけで致命傷だよ。」

アサミン「本当ひ弱ね。でも、ここを嫌がる連中は多いわよね。」

ミュール「意外にもアサミンさんは体力だけはあるから倒れませんよね。」

アサミン「回復役が体力あるのは助かるでしょ? 文句あるならかけないわよ?」

ミュール「そんなこといっていませんよ!」

ちあき「これでもう少し、いい防具を揃えられれば本当は前を手伝って欲しいぐらいです……」

タスク「そうだよな、アサミンの武器って結局後列からじゃ攻撃できない武器だし。手数増えれば殲滅力増えるし、そうなれば回復の回数減らせてアサミンだって楽できるだろ?」

アサミン「ああ、それは無理ね。私、体力はあっても基本ひ弱だもの。それに、攻撃に参加するなら結局苦労はそれほど変わらないじゃない。」

マクスラーク「……先ほど、僕やタケシ君をひ弱扱いしなかったかい?」

アサミン「だから、私もそっち部類って言いたいんじゃない。」

マクスラーク「わかったよ、そういうことにしておくことにするよ……そういえば……こっちの方へ彼女達、ゆづき君達もきたという話をプリシアナで聞いたよ。」

アサミン「え? それって偶然かしら?」

タスク「ん? タカチホとあの姉ちゃんと何か関係あるのか?」

マクスラーク「ああ、そうだよ。ゆづき君はタカチホ出身だからね。だが、僕とアサミン君が知っているのはそこまで。これ以上詳しい話となると……」

アサミン「リューね。あの子もそうだから。」

ちあき「気にはなっていたんですけどアサミンさん達の元のパーティーって、なんだか、接点がない気もするんですけど……全員が元々の知り合いってわけでもなさそうですし……」

マクスラーク「ん? 接点かね? ……言われてみると僕とアサミン君は結構薄いかな?」

アサミン「あっちゃんやさくやもよ。元々ゆづきとリューがいて、でそこにあっちゃんが加わってタカチホ行ったらしいわ。そのあとプリシアナに戻ってきていて、そこで私が合流してるの。ドラッケンへ行くって話が聞こえたから、私のほうから声をかけたの。」

ちあき「あれ? そうなるとさくやさんは結構後なんですね。一番ゆづきさんのことを慕っているのに……」

アサミン「私が合流した時に一騒動あったけど、そのあとは予定通りドラッケンに向かってるの。本当は後始末もあったんだけど一刻も早く行きたいって私の要望からなんだけど。その向かった先のドラッケンであいつと合流。さくやは、合流した地点からゆづきのことが好きよ? 昔はあそこまでじゃなかったけど。」

マクスラーク「そうだったのかね。それは初耳だ。僕が知っているさくや君はずっとあれだからね。」

アサミン「あんたの知ってるさくやも、多分、断片的よ。」

タスク「はい、質問!」

アサミン「何?」

タスク「アサミン、さくやと昔からの知り合いなのか? パーティー組む前から。」

アサミン「……え?」

タケシ「言われてみれば……」

ミュール「昔はあそこまでじゃなかった、ってことは……」

アサミン「そ、それは! さくやと合流した後からあの事件までの間、という話で」

マクスラーク「……それだけならそんなに君があせることはないと思うんだが、違うかな? それに、どうして断片的、だなんていえるのかな? 少々、おかしくないかい?」

アサミン「マクスラークっ……失態だわ……! そうよ、その通りよ! 同期の入学って事で、たまたま同じパーティーになって歓迎クエストこなした仲よ、私達は!」

ちあき「何も怒らなくても……」

アサミン「性格が悪いのはまったくかわっていないから。だからこいつとはもう組みたくないって、そう思っていたのに! なんでかゆづきが勧誘しちゃうから……」

タスク「そこで拒否しない所がアサミンだよな。結構いいやつだもんな、お前。」

アサミン「あんたに言われても嬉しくないわ。……でも、お礼ぐらいは形式上言ってあげる。……誉めてくれてありがとう。」

マクスラーク「やれやれ、素直じゃないね……ほら、もうすぐ街だよ。その先は砂漠。ゆっくり、街で休んでいこうじゃないか。」

タスク「そうだな。そこでゆづきの姉ちゃんのパーティーと会えると楽しそうだよな~」

ちあき「そうね、ロビンさん達が上手くやったのかどうかとか、色々聞いてみたいわ。」

アサミン「……そうね、会えると、いいかもね。」


おまけ
アサミン(なんでさくやの性格悪いとか言っちゃったのよ、私は! 昔はましだったじゃない……はぁ、本当、最近ちょっと頭に血上りすぎね、私。まあ、大体あいつのせいだけど……!)

マクスラーク「アサミン君、足元をみたまえ。……アサミン君?」

アサミン(でもまあこれであいつは納得するわよね……下手なことを言うとまた面倒だから……もう、あいつは複雑すぎて困るわ。本当手間がかかる……)

マクスラーク「アサミン君、アサミン君?」

アサミン(そもそもあれくらいで動揺して、おかしくなるあいつが悪いのよ。まったくなんで私が尻拭いみたいなことをしないといけないのよ。)

マクスラーク「アサミン君……下、下を見たまえ!」

アサミン「え? な……ちょ、ちょっと! 噴気孔のすぐ側じゃない! 何でいわないのよ!」

マクスラーク「さっきから言っていたよ……」

アサミン「あ、ああ。そうなの……ごめんなさい、ぼーっとしてたわ。私は別にいいけどあんた達が危ないものね。これからは気をつけるわ。」

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