9話から間が空いていますが実は9話の地点で私は熱を出して寝込んでいます(苦笑)
更新だけはかけ続けていたのでこの間はSNS板では色なしだった部分です。
タスク「さって! 次のクエストは……ん? 三色団子の買出し??」
ちあき「ああ、タカチホで三色団子を買って戻ってくるってかいてある、これね?」
タスク「自分で買いに行けよ……!」
ミュール「たまたま出ていけない用事があるんじゃない? いいじゃない、掲示板に張ってある以上、単位がもらえる仕組みだし。楽に単位手に入るから受けましょうよ。」
マクスラーク「タカチホにいって知見を深めるのも悪くないしね。」
アサミン「でもあそこって暑いところ2つも抜けないといけないでしょ? お使いにしては結構ハードよ?」
タスク「それぐらいじゃなきゃクエストじゃないって! じゃあさっさと受けようぜ!」
タカチホへ向かうため早速校長の許可をへ、拭えぬ過去の道へ突入した6人だったが。
タスク「わわわ! 敵が強くね!?」
ちあき「そうね。ちょっと、ここは強いかも……」
ミュール「いや、敵が強いというかこれは……」
タケシ「武器と防具が弱すぎるっすね。流石に拾い物だけではここらが限界っす。マクスラーク、新しいの作って欲しいっすよ。」
マクスラーク「む? ……むぅ、だがね。進行速度に合わせた武器という物があってだね。」
アサミン「んなもんどうでもいいじゃない。誰か倒れたらどうすんのよ。」
マクスラーク「君がそんなことをいってしまうのかね……」
アサミン「……あいつならこういうでしょうよ。序盤、武器が全てって。」
マクスラーク「そ、それはさくや君のことかな? 確かに彼女はそもそも手段を選ばない所がありそれに負けん気が強いのもあいまって進行速度なんて無視した装備を取り揃えてしまうが……」
アサミン「流石の私もね。廃品があって、作ることもできる。こんな状況で作らないなんて選択してるあんたがおかしいと思うわよ。誰もさくやみたいに財テクして購買部にある転生書買い占めたり、アイテム増殖させろなんていってないでしょ。」
マクスラーク「それは、そうなんだがね……」
タケシ「……? 作れないから作ってこなかったわけじゃないんっすか?」
マクスラーク「あ、ああ。通常の手段では、僕ではまだ作れない。作れないがね……一つ裏技があるのだよ。できれば、使いたくないがね。」
ちあき「……?」
マクスラーク「みんなして僕を見つめないでくれ……そう、一応、ね。……通常じゃ作れない、高レベルな武器の中でも材料が2つしかいらない、そう、廃材と材料1種類のみという組み合わせの武器なら。今の僕でもある程度のレベルの物が作れるんだよ。」
ちあき「え? どうやって?」
マクスラーク「例えば木くずがあるだろう? これを10個あわせると木片になるんだ。」
タスク「それは見た。マクスラークってそれぐらいは普通にできるよな?」
マクスラーク「これを利用するのだよ……これに加えて先ほどの高レベルの武器の材料を、一緒に、錬金する。」
ちあき「でもそれじゃあ作れないんじゃ……」
マクスラーク「……実はね、作れるのだよ。成功判定は、リストの一番上にかかっているようだからね。だから木くずの他にもう一組、高レベルの錬金材料を入れておくんだ。そうすると木くずを木片に、の部分しか判定されず、残りの部分、そう高レベル武具の部分も自動的に成功するんだ。」
ミュール「……あんた、結構物知りなのね。知らないのだったら言おうかと思ってたんだけど。」
マクスラーク「ミュール君も知っていたのかい……だがね、あまりこんな手段は使いたくないよ? 極力実験室に投資してあげて欲しいからね……」
ちあき「そうですね、でも……」
タスク「今ばかりはちょっとそんなこといってられる状況じゃないんだよな。……マクスラーク悪い! 頼む、それやってくれ!」
マクスラーク「……君たちだから、やるんだよ? できる限り言わないでおくれよ……?」
こうして錬金した武器を手にタスク達は悠々と拭えぬ過去の道を抜けていった。
おまけ
ミュール「しかしあの参謀、転生書まで使ってとんでもないことさせるわねぇ……」
アサミン「まったくよ。そこまでして急ぐ必要もないのに何はりきって装備整えてるんだか。」
タスク「でも見方変えると結構いい奴なのかもな。」
ちあき「あら、なんで?」
タスク「だって、仲間が倒れちゃ元も子もないじゃん。一番大切にしなくちゃいけないものがなんなのかってのわかってるってことじゃんか。」
アサミン(……ならなんであんなことしてたのよ。とか突っ込みたい所だけど。タスクに突っ込んでも無意味よね。でも、いわれてみればそうよね……ん? あいつ、そういえば昔からあんなんだったっけ……?)
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今回は元ネタの『とともの。3』の裏技集的な話となっています。