1日ですが2更新分です。
ロビン「お! 宝箱じゃないか!」
ダイ「え、ロビン、盗賊技能検定受かってないよね……? っていうか受けれないよね、その学科だと?」
リュー「無視してもいいだろうけど……ま、どうせ戻っている最中だし罠くらってもいいんじゃない?」
あっちゃん「でも~ 開けるのはロビンくんだからね~? 解除指定は毒のガスよ~?」
ロビン「わかってますって! でも多分これは毒針だろうな~ どれどれ解除……うわぁ!!」
ナーシャ「種類当てたのに外せなくて毒食らってるわよ? あいつ……」
ヒルター「盗賊でも解除に失敗することもあるというし、検定も受かっていないのなら仕方がないだろう。」
ダイ「毒は痛いよね……動くたびにダメージを食らって……ロビン、大丈夫?」
ロビン「……あ、あまり……」
ナーシャ「仕方がないわね。ダイとワタシで交互にヒールかけてあげるから。学院まで頑張んなさい。」
ロビン「ナーシャが俺のためにヒール……! な、ならたまには……そ、そうだ、お礼にこれを。」
ナーシャ「お礼も何もさっきの宝箱の中身でしょ……何これ、フリフリのエプロン? いらないわよ、そんなもの。」
リュー「あ! いいな~ それ!」
ナーシャ「え? リュー、あんたこういうのが好きなの?」
リュー「ああ、違う違う! 性能がいいからさ。欲しいなって。」
ナーシャ「見た目より実用性……ね。でもそう考えるならあっちゃんのほうがステータスにあってない?」
あっちゃん「わたし、フリフリはいやなのよね~ 例え実用的であっても。」
ナーシャ「じゃあヒルター……は、ないわね。見た目的に。ワタシが耐えられないから。」
ダイ「え? まあ似合わないだろうけど。でも、それってナーシャさんだけじゃないよね?」
ナーシャ「あんたは本当にどうでもいいところで突っ込むわよね……!?」
ダイ「あああ!! ごめんなさいーー!!」
ヒルター「……見た目だけ気にするなら、ダイが一番よくないか?」
リュー・あっちゃん・ナーシャ「えっ!?」
ロビン「……やめてくれ、確かに普通の女性以上に似合う可能性が高いが……笑いが止まらなくなる、毒とあわせて死んじまう!!」
ダイ「えええええ!? いやですよっ、それ思いっきり女物だし!!!」
ヒルター「そうか? 仕方がないな。」
リュー「じゃあ、このエプロンはアタシがもらうわね。ありがとう、ロビン。」
ロビン「女性にお礼を言われるのは悪い気がしないな……どういたしまして。」
ロビン「ハアッ……ハアッ……」
ダイ「ほ、ほら、ロビン! もう少しだから!」
ナーシャ「そろそろ次のヒールの時間ね……」
ヒルター「!? リュー! あっちゃん! 構えろ!」
ダイ「え!? 何事ですか!!」
リュー「相手の不意打ちよ!」
ナーシャ「え、ちょっとまって! ロビンはもう一歩でもあるくと倒れ……」
ロビン「あ……も、もう……だめ……」
(バタリ)
ダイ「ああ!!! ロビン! ロビンってば!!」
ナーシャ「ま、まさかこのタイミングで不意打ちなんて……油断したわ!」
あっちゃん「敵自体はあともう一息よ~ さっさと終わらせて連れて行くわよ~!」
ナーシャ「この……ブラスト!」
ダイ「えぇーい! アクア!!」
ヒルター「はぁぁああ!」
ロビン「あ……あれ? ここは?」
ナーシャ「保健室よ。毒で倒れて。まったく、力仕事なんてさせないでよ。」
ダイ「ああ! よかった! よかったよ~ロビン!!」
ロビン「看病してくれたの? 2人で?」
ナーシャ「ヒルターはほら、前に言ってたメールの件。それを取りにいったわ。あっちゃんとリューは今度は毒にかかっても大丈夫なようにって買出しに。単純にすることがなかったからいてあげてるだけよ。」
ダイ「といいつつ一番心配してたのはナーシャさんだった気が……」
ナーシャ「あんたはいつも一言多いっていってるのよ……! か、勘違いしないでよね。ワタシのヒールのタイミングが遅かったから、だからそれで倒れたんだから……気にしないほうがおかしいでしょう!?」
ロビン「あ、あ……ハハッ……いや、どんな理由であっても嬉しいよ! ありがとう、ナーシャ!」
ナーシャ「だから、あんたを心配してたわけじゃないって言うのよ……!」
ロビン「じゃあ、どういう理由?」
ナーシャ「……わ、ワタシの目の前で! 誰一人倒れるのは許さないんだから!!」
ロビン・ダイ「ちょっとまてぇぇぇ!!」
ナーシャ「なによ! なんなのよ! 悪い!? 嫌なのよ、目の前で倒れられるのが! それだけよ!!」
おまけ
あっちゃん「ねえねえ、リュー?」
リュー「ん? 何よ?」
あっちゃん「あんたはさ~ ロビンとナーシャ、どうなると思う? わたし結構楽しみなんだけど~」
リュー「あの心配のしようを見せたらロビンは期待するわねぇ……でもあの子、どこまで学科としての義務を果たしていて、どこまでが素なのかさっぱりよ?」
あっちゃん「だから面白いんじゃない~! あー 楽しみだわ~」
リュー「アタシはあんたのそういうところが苦手だわ……」
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