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2010年11月3日に公開しました第2PT第4話です。
1日ですが2更新分です。

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ロビン「お! 宝箱じゃないか!」

ダイ「え、ロビン、盗賊技能検定受かってないよね……? っていうか受けれないよね、その学科だと?」

リュー「無視してもいいだろうけど……ま、どうせ戻っている最中だし罠くらってもいいんじゃない?」

あっちゃん「でも~ 開けるのはロビンくんだからね~? 解除指定は毒のガスよ~?

ロビン「わかってますって! でも多分これは毒針だろうな~ どれどれ解除……うわぁ!!」

ナーシャ「種類当てたのに外せなくて毒食らってるわよ? あいつ……」

ヒルター「盗賊でも解除に失敗することもあるというし、検定も受かっていないのなら仕方がないだろう。」

ダイ「毒は痛いよね……動くたびにダメージを食らって……ロビン、大丈夫?」

ロビン「……あ、あまり……」

ナーシャ「仕方がないわね。ダイとワタシで交互にヒールかけてあげるから。学院まで頑張んなさい。」

ロビン「ナーシャが俺のためにヒール……! な、ならたまには……そ、そうだ、お礼にこれを。」

ナーシャ「お礼も何もさっきの宝箱の中身でしょ……何これ、フリフリのエプロン? いらないわよ、そんなもの。」

リュー「あ! いいな~ それ!」

ナーシャ「え? リュー、あんたこういうのが好きなの?」

リュー「ああ、違う違う! 性能がいいからさ。欲しいなって。」

ナーシャ「見た目より実用性……ね。でもそう考えるならあっちゃんのほうがステータスにあってない?」

あっちゃん「わたし、フリフリはいやなのよね~ 例え実用的であっても。」

ナーシャ「じゃあヒルター……は、ないわね。見た目的に。ワタシが耐えられないから。」

ダイ「え? まあ似合わないだろうけど。でも、それってナーシャさんだけじゃないよね?」

ナーシャ「あんたは本当にどうでもいいところで突っ込むわよね……!?」

ダイ「あああ!! ごめんなさいーー!!」

ヒルター「……見た目だけ気にするなら、ダイが一番よくないか?」

リュー・あっちゃん・ナーシャ「えっ!?」

ロビン「……やめてくれ、確かに普通の女性以上に似合う可能性が高いが……笑いが止まらなくなる、毒とあわせて死んじまう!!」

ダイ「えええええ!? いやですよっ、それ思いっきり女物だし!!!」

ヒルター「そうか? 仕方がないな。」

リュー「じゃあ、このエプロンはアタシがもらうわね。ありがとう、ロビン。」

ロビン「女性にお礼を言われるのは悪い気がしないな……どういたしまして。」


ロビン「ハアッ……ハアッ……」

ダイ「ほ、ほら、ロビン! もう少しだから!」

ナーシャ「そろそろ次のヒールの時間ね……」

ヒルター「!? リュー! あっちゃん! 構えろ!」

ダイ「え!? 何事ですか!!」

リュー「相手の不意打ちよ!」

ナーシャ「え、ちょっとまって! ロビンはもう一歩でもあるくと倒れ……」

ロビン「あ……も、もう……だめ……」

(バタリ)

ダイ「ああ!!! ロビン! ロビンってば!!」

ナーシャ「ま、まさかこのタイミングで不意打ちなんて……油断したわ!」

あっちゃん「敵自体はあともう一息よ~ さっさと終わらせて連れて行くわよ~!」

ナーシャ「この……ブラスト!」

ダイ「えぇーい! アクア!!」

ヒルター「はぁぁああ!」

 

ロビン「あ……あれ? ここは?」

ナーシャ「保健室よ。毒で倒れて。まったく、力仕事なんてさせないでよ。」

ダイ「ああ! よかった! よかったよ~ロビン!!」

ロビン「看病してくれたの? 2人で?」

ナーシャ「ヒルターはほら、前に言ってたメールの件。それを取りにいったわ。あっちゃんとリューは今度は毒にかかっても大丈夫なようにって買出しに。単純にすることがなかったからいてあげてるだけよ。」

ダイ「といいつつ一番心配してたのはナーシャさんだった気が……」

ナーシャ「あんたはいつも一言多いっていってるのよ……! か、勘違いしないでよね。ワタシのヒールのタイミングが遅かったから、だからそれで倒れたんだから……気にしないほうがおかしいでしょう!?」

ロビン「あ、あ……ハハッ……いや、どんな理由であっても嬉しいよ! ありがとう、ナーシャ!」

ナーシャ「だから、あんたを心配してたわけじゃないって言うのよ……!」

ロビン「じゃあ、どういう理由?」

ナーシャ「……わ、ワタシの目の前で! 誰一人倒れるのは許さないんだから!!」

ロビン・ダイ「ちょっとまてぇぇぇ!!」

ナーシャ「なによ! なんなのよ! 悪い!? 嫌なのよ、目の前で倒れられるのが! それだけよ!!」


おまけ
あっちゃん「ねえねえ、リュー?」

リュー「ん? 何よ?」

あっちゃん「あんたはさ~ ロビンとナーシャ、どうなると思う? わたし結構楽しみなんだけど~」

リュー「あの心配のしようを見せたらロビンは期待するわねぇ……でもあの子、どこまで学科としての義務を果たしていて、どこまでが素なのかさっぱりよ?」

あっちゃん「だから面白いんじゃない~! あー 楽しみだわ~」

リュー「アタシはあんたのそういうところが苦手だわ……」

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