ROSNSの禁止ワード回避および保管の為開設したブログです。 詳しい内容はROSNS『ファク』のマイページをご覧ください。
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2011年4月23日~4月24日に公開しました、第3PT冒険日誌第17話です。
この頃は現在と違い1日2更新、3更新とやっていることもあったので2日で4更新分です。
新エディタが使いにくすぎて上手く書けませんので
愛用してきた忍者ブログでありましたが近々お引越しするかもしれません。
そうなったらまたご連絡いたします。
それぐらいに新エディタは使えません……
この記事も、新エディタでやろうとして結局諦めて旧に戻して書き直しています。

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ライカ「……お、お前は。まったく! なんて事を隠そうとしていたんだ!」

霞「えー だってさ。そういう反応返ってくるのがわかりきってたし?」

ライカ「……こういう反応をしない方がどうかしているだろう……気分が悪いとかの類は本当にないんだな?」

霞「ないよー? 全然平気だよ? ああ、でも最近ちょっと体なまっちゃってるし戦いたくてうずうずしてるぐらい?」

ライカ「物騒なことを言うな……はあ、ローズ。お前も知ってたならいえ!」

ローズ「……霞に口止めされてたし……」

ライカ「律儀な奴め……! だが! 一番いうべきだったのは! お前だろう、ブレーミー!!」

ブレーミー「えー? 別にいいじゃん。結局わかっちゃったことなんだし?」

霞「そうだよー ブレーミーは絶対言わないだろうなって思ってわざと口止めすらしなかったんだよー? 責めないであげてよー」

ブレーミー「そうそう、ボクがこんな面白いこと、わざわざいうわけないじゃんね? 説明だって面倒だし。」

ライカ「ええい! なんだ、なんなんだ! これではブレーミーが2人いるのと変わらん!」

霞「あ、やっぱりそう思う? あたしもさ、最初あったときにビビッときたよ? なんか波長合いそうだなーって!」

ブレーミー「ボクもボクも! なんだろう、この感じ? これこそ運命の出会い? って感じ!」

ライカ「……こっちが、頭が痛くなってきそうだ。」

ローズ「深く考えちゃダメですよ、ライカさん。……これ、私もう慣れました。」

ライカ「お前は何事に対しても早く慣れすぎだ! ……はぁ、で、そっちの3人! フリーズしてないで何か話せ! この2人に喋らせるとろくなことにならん! もしくはカスミ! さっさとこいつを引っ込めろ! 聞こえてるんだろ!?」

カスミ(……うう、だってさ。霞って強引なんだもん。本調子じゃないあたしじゃ無理だよ~!)

ニーナ「いえ、突然、多重人格という単語を出されても……」

シアン「そもそも俺ら、カスミとはじめてみたいなもんだし……な?」

ショーゴ「俺は初めてじゃないぞ!? カスミ! どうして話してくれなかった!?」

霞「問い詰めなかっただけじゃん? いい線はいってたのにね~?」

ショーゴ「ん? いい線?」

霞「うん。ほら、『どうして、お兄ちゃん』、の件。前は意識してなかったみたいだけどね。今はショーゴって呼んでるのが、あたし。お兄ちゃんって呼んでるのはカスミ。意識して分けてる。わかるかな?」

ショーゴ「……こうやって隠さず話をしてくれると、非常に違いがわかるな。そうか、既にあの時には……」

ニーナ「そう、ですね。確かにちょっと雰囲気が違う気も……」

シアン「こっちだと、ブレーミーが2人いるって表現は、間違いじゃないよなって気がする。」

ショーゴ「しかし、しかしだ。どうして隠す気でいたのだ? 別にあれだけのことがあったあとなのだから、少しぐらい異常が起きても」

霞「あたしはそれほど隠す気なんてないんだけどね~ ほら、これって説明して回るとすっごい時間かかりそうだし? 面倒じゃん。むしろそっちがさっさと気づけって感じ?」

ショーゴ「……ああ、カスミが、カスミがぐれてしまった……」

シアン「その表現も、わからないでもないけどさ……」

霞「ショーゴの知ってるカスミはあたしじゃないし? その表現は不適切。ねね、ショーゴ。本当はショーゴって呼ばれるのが好きだったんでしょ? 違う?」

ショーゴ「お、お前は何を話して」

霞「ばれたら問い詰めるんだーって思ってたんだよね、これは! カスミのことが、妹としてじゃなくて、女として好きなんでしょ? 違うの?」

カスミ「違うよ! 違うよね!?」

ショーゴ「!? カスミか?」

カスミ「あんな質問、答える必要なんかないからね、お兄ちゃん!」

ショーゴ「う、うむ……」

ローズ「あ、始めて見たかも。カスミちゃんが霞押しのけるの。……相当気にしている話なのかな?」

ショーゴ「!? そ、そうなのか、カスミ?」

霞「ローズは口が軽いねぇ。いや、今欲しい言葉ではあったけど。流石だね!」

ショーゴ「……コロコロと変わりおって……」

ライカ「うーん……これはかなり特殊な事例だな。本人にも作られた人格の方にもはっきりとした自我がある……いや、案外元々……」

霞「余計なこといわなくていいよ、ライカさん? だからライカさんにはばらしたくなかったんだよね~ 余計な考察始めそうでさ。」

ライカ「……嫌われたものだな、アタシも。だが性分だ。直す気はない。」

霞「嫌ってなんかないよ? 直さなくてもいい。頭のいいライカさんは嫌いじゃないよ。でもね、その回転のよさが今は邪魔。ただそれだけ。」

ライカ「……ったく……人が珍しく心配してやろうとしているのに蹴りやがって……」

ローズ「だからライカさん、霞の話にまともに付き合って喜怒哀楽表現してたらきりがないですからある程度流しちゃうのがいいんですって。」

ライカ「お前も、短時間でよくもまあそこまでコツを掴むな……? ドラッケン始まって以来の天才ってのは、伊達じゃないな。」

ローズ「……やめてください。1週間で才能の『才』じゃなくて災害の『災』に変えられちゃったんですから……!」

ライカ「それはミーシアのせいにしていい。」

ローズ「いや、大体2人で行動してたんですからそういうわけにも行かないですよ!」

ライカ「……」

ローズ「な、何ですか?」

ライカ「いつまでそうやってられるのか……見物だな。」

ローズ「……」

ライカ「ああ、拗ねるな拗ねるな……」

霞「あれ? ローズって優等生? ああ、わかるなー 結構優等生っぽい所あるもんね。ドジで報われないヒロインタイプだけど! アハハ!」

ローズ「唯一、気になるといえばあの笑い方……あれだけはちょっと、まだ、なれないです。」

シアン「なんというか、こっちの霞ってやたら楽しそうにはしてるけど……本当に、楽しんでる? って感じがするよな?」

霞「シアンくんだっけ? へぇ? 面白い感覚してるね? あたしが、楽しそうじゃない? そうだねぇ……どうなんだろうねぇ?」

シアン「そんな目で見るなよ。……覗き込むなって!」

霞「あ、たじろいだ。何々? こうされるのって初めてじゃない感じだったけど。他に誰かにされたのかな? ブレーミーっぽいけど? 違う? どう?」

シアン「その通りだけどさ……」

霞「やっぱり、ブレーミーさんのほうが、いい?」

シアン「え、あ、それは、その。」

霞「あ、可愛い~! ブレーミー、みてみて、面白いよ~!」

ブレーミー「や、やりたい放題だね?」

ニーナ「珍しいですね。ブレーミーさんまで焦りながらみているなんて。」

ブレーミー「そんなことないよ。単にさ、あそこまでシアンがあっさり人を近づけたことって今まであった? なかったじゃんね? 気に、ならない?」

ニーナ「シアンさんにその気がないのなら問題はないでしょう。」

ブレーミー「だけど反応がさ……」

ニーナ(……)

霞「あれ? やきもちかな~? そうだよね、お気に入りっぽいもんね、シアンさんって。ブレーミーの! アハハ!」

カスミ(あああ!? 段々エスカレートしている気がする! ……だめ、だめだったら! そこらじゅう掘り返さないでよー!!)

霞(ほらほら、さっさとさっきみたいに奪い返してみせてよ、カスミ? 今回はあたし、自分でとまる気ないよ~?)

カスミ(言われなくてもやってみせるよ!)

霞「で、ショーゴ? そろそろ結論でた~? 待ちくたびれちゃったよ?」


シアン「嘘付け嘘を! 相当遊んでただろ!!」

霞「えー まだ足りないよ~」

ニーナ「……いつもカスミさんは溜め込んでいるのではないかと、疑ってしまうような言動をされますよね、霞さんって。」

霞「だってカスミは本当、何も出そうとしないもんね~ あの一件ぐらいで暴走してちゃこれから全然ダメじゃんね~? このままあたしのまんまでもよくない?」

ローズ「それはちょっと、勘弁して欲しいかも……体が、持たないよ!」

霞「あ? そうなの? じゃあ持たなくなったら言ってよ? ローズがいうならやめるからね?」

シアン「……ローズには、やたらなついてるのか。こっちのカスミ。」

ニーナ「そのようですね。……ローズさん、責任重大ですね。」

霞「ローズが止めなかったらあたし周り気にせず遊べないでしょ? 遊び続けれる程度に止めてよね?」

シアン「そういう意味でかよっ!」

ニーナ「重大には変わりないですけどね……」

ライカ「……本当、変なものにばかり好かれるな、お前は。確かさくやにもアサミンにも好かれていたか? それに加えフローライト……はあ。お前の周りは変人ばかりだな。」

ローズ「……私って、そういう星の元に、生まれたのかもしれません……」

霞「あ、酷いなぁ。あたしはこんなにローズのこと大好きなのに! そうだ! さくや先輩ってさ、どれくらいローズのこと好きなんだろ! ちょっと興味あるなー! ねね、早くタカチホ行こうよ! 合流しようよ!」

ブレーミー「う、うーん。たまに、暴走していた頃のカスミちゃんと、変わらないんじゃないかなーって発言もあるよね。本当、このまま出発して大丈夫なのかな、ボクたち。」

霞「大丈夫だよ~? あたしは、絶対。フローライトにだけは加勢しないもんね。あの人の嘘ぐらい見破れるもんね。馬鹿なカスミと違ってね?」

カスミ(……っ)

霞「アハハ! これはしばらくあたしのままでいれそう! あー 何しようかなー! やっぱり遊びに行こうかなー!」

ローズ「……はぁ……ライカさん、私、ついていきますね。」

ライカ「はあ!? アタシは許可してないぞ!?」

霞「なんでライカさんの許可がいるの? あたしわかんない! アハハ!」

ローズ「いっても無駄ですから……なんだか、テンション高いみたいだし。」

霞「流石ローズ! わかってる! ささ、行こう行こう!」

ライカ「お、おい!」

シアン「いっちまった……」

ニーナ「ショーゴさん、よかったのですか?」

ショーゴ「……ブレーミーよ。」

ブレーミー「何?」

ショーゴ「オレは部屋に戻る。少々、気持ちの整理がしたい。」

ブレーミー「……そうだね。今日はこのあたりで解散にしよう。2人も行っちゃったしね。」


霞「ほら、毒で倒れちゃいなよ!」

ローズ「……あ、あれ?」

霞「ほら、麻痺で動けないでしょ? このままじわじわ甚振ってあげるよ?」

ローズ「待って?」

霞「あたしよりも先に攻撃しないからだよ? 攻撃なんてさせてあげないもんね! アハハッ! ……どうしたの?」

ローズ「何で、霞は……弓使う上に、狩人の技、使うのかな? カスミちゃんが、ガンナー以外の学科を履行してる所なんて私、見たことないし、銃以外を使う姿も、見たことないよ?」

霞「……あれ? ああ、多分覚えてたんだよ~」

ローズ「覚えてた?」

霞「うんうん。そうだそうだ。ほら。あの人さ。あ、生みの親ね? カスミはお父さんって呼んでるけどあたしはそう思ってないし名前出すのも嫌、あの人で十分! で、あの人はフローライトとよく一緒にきてさ。いろんなこと教えてくれたんだよ。その中にこういうのもあったんだ。結局カスミはその後の出来事もあって、銃以外は使わなくなっちゃったけどね。こういうこともできないわけじゃないよ。元々、あたしって手先は器用な方だし。」

ローズ「……え? カスミちゃんは、元から、馬鹿兄と、知り合い……?」

霞「そうだよ? 正直あの人は嫌いだけど、教えてもらったことは結構好きだよ~?」

ローズ(馬鹿兄……! もしかして手駒増やしにやってたの!? その結果が……この霞? ……だめ、絶対ダメ。この子は私が面倒見ないとダメだ……! それが責任とるってことだよ! うん、きっとそう……私とカスミが出会ったのは、きっと、運命だったんだよ……)

霞「どうしたの?」

ローズ「ううん。ちょっと納得したの。この調子ならもう少し、奥までいけそうだね。いってみる?」

霞「いいの? じゃあ行くよ~! せっかくだもん! いけるとこまでいっちゃう!」

ローズ(……普通にしてると、ただの子供っぽい……かな? カスミちゃん……私、カスミちゃんが戻れるようになるまで、頑張るからね。……私が、しっかりするからね。)


ブレーミー「それにしても驚いちゃったね~」

ニーナ「ブレーミーさんは知っていたんでしょう……?」

ライカ「その通りだ。お前が言ったところで説得力がない。」

シアン「で、あのままあの2人は放置してていいのかよ?」

ブレーミー「大丈夫でしょ。伊達にここまで旅してきてないって、あの2人も。」

シアン「途中でぶっ倒れまくって俺らとは違うってか? ……ありそうだなぁ……」

ニーナ「ああ、そういえば。」

ブレーミー「? どうしたの、ボクを見て?」

ニーナ「先ほど、焦っていたのは。……霞さんの言うとおり、お気に入りのシアンさんを取られやしないかという、嫉妬からですか?」

ブレーミー「!? 何でそんなこと聞くの!」

ニーナ「いえ、ブレーミーさんでもそういうことを考えるのかなと。ただ純粋にそう思っただけですが。」

ブレーミー「そういうことはさぁ、普通本人がいない所で聞くんだよ?」

シアン「……いや、意識されてたら意識されてたで怖いなと思うだけだし。」

ブレーミー「あ! シアン酷いよその発言!」

シアン「最初俺お前になにされたと思う? 何言われたと思う? どうして意識されるような関係になっちゃうのってのが先に来ると思わない?」

ニーナ(……最初……そう、結局私もショーゴさんも最初は数合わせで。……今、数合わせになっているのは私だけ……教えてもらえなかったのも、私だけ……私だけが、いてもいなくても同じ……問題ないではありませんか。今更。)

シアン「ん? ニーナさん、どうした?」

ニーナ「あ、ああ。いえ。最初がという話でその。……数あわせで入っただけなのに、いつの間にこんな長い旅にと思って。」

シアン「ニーナさん、抜けたいのか? 俺はもうちょっと一緒に旅してみたいって思うけどな。だってまだあのメンバーで見てない景色、色々あるだろ?」

ニーナ「……シアンさんは、優しいんですね。」

ブレーミー「そうだよ、シアンは優しいよ? 最初からやさしかったよ? ……だから入れてるんじゃん! ボクだってさ、ボク1人でまとめれるとは思ってないよ。こういうこといえる人はさ、絶対必要なんだよ。長くやっていこうと思ったときにね。」

ニーナ「……そう、そうでしたか……ブレーミーさん。先程の質問の内容、変えますね。ブレーミーさんは、シアンさんがいないと、寂しいですか?」

ブレーミー「そりゃね。弄っても楽しいし弄られても何でかフォローしに来るし。……いなくなるなんて寂しいなぁ。」

ニーナ「……だ、そうですよ。意識、十分されているみたいです。」

ブレーミー「え!? 寂しいってのは意識されてるってのに繋がらないじゃん?」

ニーナ「その人がいなくなると思い寂しく思うということは。その人がいないと物足りないと感じているということと同義ではないでしょうか? これが、意識していないといえるのでしょうか?」

ブレーミー「ニーナって結構話術上手いね……まあ、どう捕らえられてもいいけどね。」

シアン「……え、あ、えーっと……ら、ライカさん、俺どうしたら!」

ライカ「アタシに振るな……」


おまけ

ローズ「ああ!? ちょっと! 数が多すぎるよ!!」

霞「本当だねぇ……うーん……千鳥……あるけどあたしあまり好きじゃないんだよね~」

カスミ(だったらさっさと体返す! あたしがやるよ! 千鳥好きだもん! あの一斉に倒れていくモンスターの姿! あれがいいんだよね~!)

霞(え~? みんなまとめて倒しちゃうのなんてつまんないじゃん。一匹ずつじわじわいたぶってくのが一番楽しいじゃん。)

カスミ(相手の数が多いときぐらい自重してよ! ほら、ローズちゃんが困ってるじゃん!)

霞(しょうがないなぁ……)

ローズ「ここで電波交信はやめて!!!」

カスミ「ああ!? ごめん! 千鳥! ……やっぱり千鳥は気持ちいいな~!」

ローズ(……あ、あれ? 結構戦闘好きなのは、どっちの『カスミ』も一緒なのかな? ……あれ? よく考えたらさっきの発言ってまずくない? 要するに気分で技使ってたってこと? ……カスミちゃん最初から危ないじゃん!)

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