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2011年3月31日~4月4日に公開しました、第3PT冒険日誌第14話です。
ライカの口調を統一した以外は特に変更点はありません。

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?「ねえ、ほら、よく見てよ? ほらほら!」

カスミ「……もうやだ……! 嫌だよ!」

?「そんなに嫌がらないでよ? ……ほら、よーく見てって。」

小さなカスミが男性に向けられた銃を下から払いのけ、銃を奪う。
そして奪った銃で、男性の胸を的確に撃ち抜く。

カスミ「お父さん……お父さん!」

?「何言ってるの? お父さんなんていないじゃん? あんなの違うし。」

カスミ「違うよ! お父さんだよ!」

?「違うよ。あんな都合のいい時だけ来るのがお父さんなわけないね。」

カスミ「……そうかも、しれないけどさ。忘れてなかったんだよ、確かに、お父さんだったんだよ……! 例え、お母さんを、殺してても。」

?「違うでしょ? お父さんが殺したのは確かにそう。でもきっかけは、違うでしょ? だから憎むべきは……あの人でしょ?」

カスミ「……わかってるよ、そんなの……だから、だから……」

?「あの人だけじゃん、悪いの。お母さんそそのかしてさ、お父さんがお母さんの銃を奪うような展開にしたのも。あたしに銃の使い方教えたのも、何処を撃てば人は死ぬかとか、そういうのも。全部全部、あの人じゃん?」

カスミ「……うん、そう……」

?「でも。カスミはあの人のこと、憎みきれずに挙句の果てにはローズ疑って撃ちぬいちゃった訳じゃん? 本当に憎んでるの?」

カスミ「……! そ、それは! だって、決め付けるのも、ね……理由話すっていうのなら……聞きたかったし。だから、話を、聞いていたら」

?「ならなんであそこで。ちょっと短気起こしてローズを撃とうとしたなつきちゃんたちまで手を出したの? ……楽しんでたよね?」

カスミ「え、あっ……ち、違うっ! そんなこと、そんなことない!」

?「嘘だよ。楽しんでた。……そうだよ、カスミは悪い子だもんね?」

カスミ「違うよ、あたしは、あたしは良い子でいたいもん……!」

?「ならさ、あの人のことは、全部、そう全部。忘れちゃいなよ? ……あの人への復讐、全部あたしにやらせてよ?」

カスミ「……! だ、だめ……それは絶対だめ……! こんなの。こんなのみんなに見せられないよ! お兄ちゃんにも……見せられないよ……」

?「あ、あたしのことどういう存在か、理解した? ……しかしショーゴね。ねえ、ショーゴってあたしのこと、どう思ってるんだろうね。妹かな?」

カスミ「え?」

?「……妹として、見てなかったりして。」

カスミ「そんなわけない! 大事な妹だって、思ってくれてる……はず。」

?「そう? そうかな~? ちょっとちょっかいかけたらすぐにかかりそうだよ、あれ。少し面白そう! やりたいな~」

カスミ「だからダメだって!」

?「ダメダメ多すぎだよ、カスミ。そうやって、今まで自分を抑えてきたんだろうけどさ……もう、限界だって、気がついてる?」

カスミ「……」

?「わかってる? 今こんな状態なのって。自分で自分に枷かけまくっちゃったせい。それにあの人がのっかって、それでカスミを壊そうとしてきたんだよ。弱点になってるんだよ。だからさ、いい加減、少しずつでもいいよ、外せば? 楽になれるよ?」

カスミ「……嫌だよ。知ってるもん。自分がやな奴だって。ダメな子だって。だからいいの、このまま壊れちゃっても。」

?「本当にいいのかな~? ローズとかさ、本気で心配してたじゃん? あの銃にも臆せずに向かってきたじゃん。」

カスミ「……そう、だけど。」

?「じゃあこうしようよ? ……もしローズが、受け入れてくれたらさ……」


ローズ「……今日は一段と、起きるのが遅いですね、カスミちゃん。」

ショーゴ「本当にな。いつもなら起きていてもおかしくない時間だが。」

ブレーミー「いつもはどれくらいに起きてるの、カスミちゃんって?」

ショーゴ「あいつは朝、射撃訓練しているから……早いぞ?」

シアン「うわ、朝から訓練だなんて真面目な奴だな!」

ニーナ「一つの道を極めようと思うのなら当然の行為ですよ?」

ローズ「あ、そういえばニーナさんの公演も実は2回あるんですよね。」

ニーナ「流石によくお知りですね。」

シアン「なんだと!?」

ローズ「朝がものすごーく早いから、誰も見に行ってないみたいだけど。私は大体そっち見てるよ~」

ニーナ「そういえばローズさんも相当早いですものね。……なんでか、いつも走っている気がしましたが。」

ローズ「体力って、大事です!」

ショーゴ「朝のロードワークか。健康にいいな。俺も挑戦してみるか?」

ローズ「あ、私のを真似るのはやめたほうが……」

ニーナ「私からも、オススメしません。」

ショーゴ「む? 何故だ?」

ニーナ「ローズさんが見に来る場合、大体始まりと最後なのですが……」

ローズ「ニーナさんの練習時間内にやろうと思うと、10kmを15分で走りきらないとダメなんですよね。ハードワークです!」

ショーゴ「……わかった。やめておく。」

カスミ「ん……んん? あれ、みんな……いないや。」

ローズ「思いっきりいるよ!」

カスミ「あ、おはよ~ ……いないっていうのはなつきちゃんとかだよ?」

ショーゴ「あ、ああ。おはよう……カスミ? 大丈夫なのか?」

カスミ「? 大丈夫って?」

ニーナ「……今までの中で一番落ち着いていらっしゃるのでは?」

カスミ「えっと……はじめまして?」

ニーナ「あ、そうなるかもしれません……はじめまして、ニーナです。」

カスミ「はじめまして! カスミです!」

ブレーミー「いや、ちょっと待って、なんか変じゃない?」

カスミ「? そっちの人も誰?」

ブレーミー「あ、ボクもそういえば初? ボクはブレーミーだよ! ……って違うよ!!」

シアン「おお、あのブレーミーを突っ込みにまわすとは! お前やるな!」

カスミ「……知らない人が一杯だね。」

シアン「あ、お、俺もそうだっけ? 俺はシアンな?」

ブレーミー「みんな、よく、よ~く考えて? 昨日までは起きるや否や銃を探し回ったりフローライト探し回ったりと大変だったんだよ? 急にこれはどう考えてもおかしいよ!!」

ライカ「……まったくだな。」

ブレーミー「ライカさん!」

カスミ「あ、ライカさん。おはようございます~!」

ライカ「おはよう……カスミ、ちょっと、いいか? で、お前らはちょっと向こうへいってろ。」

ローズ「はーい。」

シアン「あ、診察か。そうだな。いくぞブレーミー。」

ブレーミー「ええ!? ボク、診察みたいー! 気になるー!」

ニーナ「……ダメですよ。ほら、きてください。」

ブレーミー「ええ!? ここでニーナがボクをしばるの!? ねえ、どうして! ちょっと冷たくなってない、ニーナ!」

ニーナ「……自分の胸に、よく手を当てて、考えてください。」

ショーゴ「……怒って、いらっしゃる……」

ローズ「こういうのって、普段怒らない人が一番怖いんだよね……」


ブレーミー「異常なし!? 本当に!?」

ライカ「……驚くな。アタシも驚いているぐらいなんだ。」

ショーゴ「よかった! よかったな、カスミ!」

ニーナ「しかし今までのあれは一体なんだったのでしょうか……」

ライカ「ま、薬の副作用だった、って考え方もあるがしかし……腑には落ちんな。」

シアン「深く気にすることもないんじゃね? まあこれでようやく、他の連中のあとを追えるってことだ。」

ローズ「そうですね。でも……一番ダメージ大きかったのはカスミちゃんだろうし……もう少しだけ、ドラッケンにいても大丈夫ですよ。ほら、飛竜召還札があるんだし!」

カスミ「あ、ああ。そういえば……あの人を追う話になってたんだっけ? そっか。あたし待ちだったんだ。ごめんね、みんな。あたしはもう大丈夫だから!」

ショーゴ「そうか。……本当に、本当によかった……」

カスミ(ねえ、ショーゴ?)

ショーゴ「ん、どうした?」

カスミ(どういう意味でよかったって、思ってる?)

ショーゴ「どういう意味? どういう意味なのかがわからんが……」

カスミ「そっか。わかんないならいいや。……さて! ちょっとお散歩でもしてこよーっと!」

ローズ「ええ!? ダメだよ、カスミちゃん! 一応、病み上がりってことになるんだから!」

カスミ「ローズだって病み上がりに散歩してたじゃん。冥府の迷宮の時とか。」

ローズ「それはそ……え?」

ブレーミー「まあいいじゃん、異常ないなら。さて、カスミちゃんの件もきりがつきそうだし、さっさとこっちの作業を進めるかな~ ほら、シアン、行くよ?」

シアン「あ? 俺もいくの? まあいいけど。……面倒なのだけはやめてくれよ~」

ニーナ「私もお手伝いしますね、シアンさん。カスミさんも、あまり遅くならないようにしてくださいね。」

ブレーミー「あれ? ボクの手伝いじゃなくて? まあいいか、同じ意味だし。じゃあね~!」

カスミ「はーい。……どうしたのかな? ローズ。」

ローズ「……誰?」

カスミ「……カスミだけど?」

ローズ「カスミちゃんは。私を、ローズって。呼ばないんだよ?」

カスミ「呼んだじゃん。ほら、あの時。」

カスミ(銃、突きつけたあの時。)

ローズ「……!」

カスミ(せっかくほら。上手くみんな騙せたんだしさ……ライカさんにばれたらあれだし。早く外でようよ、ね?)

ローズ「カスミ、ちゃん?」

カスミ「じゃあライカさん! いってきまーす!」

ライカ「はいはい……いってきな。」


ローズ「ちょ、ちょっと! カスミちゃん、引っ張らないでよ!」

カスミ「呼び方一つでばれちゃうなんて、流石ローズ!」

ローズ「……どうして、平気な振り、してるの?」

カスミ「平気な振り? ああこれ? ……余り上手くできてないよね~って思うんだよ、自分では。いつものカスミに見える?」

ローズ「……誰?」

霞「カスミはカスミ。……でも、知ってるローズの知ってるカスミじゃないよね? ……そうだなぁ。遠くがぼやけて見えることをかすんでる、とかそういう表現するでしょ? いずれ……消えるという意味もかねて、その『霞』、とか。いい感じじゃない? 同じ読み方だから、困るかな? じゃあ呼び捨てていいよ、あたしのこと。ローズならいいよ? あたしもローズのこと呼び捨てたいから、これでおあいこでしょ?」

ローズ「そんなこと聞いてないよ!」

霞「……大丈夫だよ、ローズの知ってるカスミは無事。あたしも『カスミ』を壊したいわけじゃないし。でもね気づいてるでしょ? 壊れかけ、って。」

ローズ「……うん。でもそれは、あのくす」

霞「だから、引き受けてあげることにしたの。あの人への復讐!」

ローズ「!」

霞「それさえなければ全然平気だもんね~ そうそう、あの人へのことがなければそれこそ全部なかったことにできる、そんな話だもん。もっとも。あの人が全て、悪いという前提だけど?」

ローズ「……」

霞「複雑そうな顔するね~ そうだよね、共犯だもんね! アハハハ!」

ローズ「違うよ! 私は何もしてないし、それどころか、何も知らないの!」

霞「そうだろうね。どうせあの人の嘘だもんね。」

ローズ「え?」

霞「そもそも、ローズが本当に共犯ならさ、銃を取って無理矢理にでも話を聞かせようなんてせず、はっきり言えばいいだけの話。それをあえて、自分を信用させてからそれを切り出す……あの人の嘘だって見え見えじゃん。なのにカスミったらまともに受け止めて馬鹿だよねぇ。」

ローズ「ちょっと、待って? カスミちゃん……気づいて?」

霞「でもさぁ……カスミは何処まで信じていいか、悩んだからあんなことになっちゃったんだよ? ローズがもうちょっと信用できる行動してたならさ。あんなことにはならなかったよね?」

ローズ「もしかして、私のこと、責めてる?」

霞「当たり前じゃん。こんなになったのはローズのせい。だからさ、責任とってよ? 誰にも言わずに、あたしを、『カスミ』として、扱って?」

ローズ「……無理だよ。貴方とカスミちゃん、とても同じに見えないもん……」

霞「そう? そうかな? 最初は騙されたでしょ? あたしがあえて呼び方変えずに呼んだから、だからようやく気づけたんでしょ? 違う?」

ローズ「……っ」

霞「で、あたしをどうするのかな? 『カスミちゃんを返せ』っていう権利、ローズならあるよ?」

ローズ「……言わない、そんなこと。だって責められてる内容は、その通りだし。多分、カスミちゃんも言わないだけで、そう思ってたと、思うから。……代わりに貴方がいってるだけだよね?」

霞「要するに?」

ローズ「霞も、結局カスミちゃんだよね? さっきは同じに見えないといったけど……思ったことをそのままいっているように、見えたけど。霞のほうがもっと、その傾向が強いから、そうみえる、だけだよね? ……普段はあれでもきちんと考えて話してたんだね……カスミちゃん。貴方をカスミちゃんとして扱う事は出来ない。でも、貴方は貴方として、私は受け止める事は、できるよ。それで勘弁してよ。」

霞「よくできました……この勝負はカスミの勝ちかな。」

ローズ「え? どういうこと?」

霞「あたしが復讐は全部、引き受けてあげる。だからカスミは、復讐なんて考えずに、昔のまま、『良い子』のままでいいよ? って。本気であたしが言うと思ってるかな、ローズ? やり取り少なくてわかりづらいかな?」

ローズ「ここまでの、話の内容だけだと。無条件なんてありえない、かな。……なんというか。『カスミちゃん』とじゃなくて馬鹿兄と話してるような感じだし。」

霞「……そうなんだよねぇ。あの人さ。どっか似てるからなぁ……それはいいや。で。突きつけた条件ってなんでしょう?」

ローズ「わかるはずないじゃん! 私、馬鹿兄のことすらわかんないのに!」

霞「ああ、それもそっか。条件ってのはローズがあたしをあたしとして認めること。かつあたしもカスミの一部だと、しっかり受け入れること。そうすればあたしは、カスミの一部として、あくまで復讐に限って行動するようにする。大人しくしているよって、そういう話にしたんだよ。」

ローズ「え?」

霞「『どうして私が条件に?』とか聞きたそうな顔しないでよ。だってあたしのためにあんなことしてくれるのって、ローズぐらいじゃん? あたし、ローズのこと大好きだよ?」

ローズ「え、ええ!?」

霞「アハハ! 困ってる困ってる! わかるなぁ、さくや先輩がローズのこと気に入るの。馬鹿っぽいのに実はしっかりしてて、からかうと反応が可愛いし……」

ローズ「ちょ、ちょっと! 霞、ダメだよ! 私は、さくや先輩と馬鹿兄だけで手一杯……」

霞「大丈夫大丈夫。ローズはそういいながらやれる子だもん。大丈夫だって。」

ローズ「からかわないでよ!」

霞「えー? ばれちゃった? つまらないなぁ……でもさ、のってきてくれたね?」

ローズ「いつもの感じでつい反応しちゃった……ほ、本当にからかわれてたんだ……!」

霞「まーね。とにかく、あたしは感謝してるんだ。銃向けたのに。撃ったのに。それでもあんなこといってくれる、ローズに。だからだよ? カスミを助けてあげるのもローズが好きだからなんだよ? 覚えておいてね?」

ローズ「違うよね? カスミちゃんが自分自身だって霞もわかっているから、助けるんだよね?」

霞「……! 流石ローズ。あたしのことよく見てるね~ そうだよ、結局自分のためだよ。甘い言葉じゃ引っかからないか。ここで引っかかったのならやっぱりあたしがあの人始末するまでずっとあたしでいるつもりだったんだけどな。」

ローズ「結局、何がしたいの?」

霞「最初も言ったけどさ……カスミが、壊れかけ。表に、出るのが厳しいぐらいにね。」

ローズ「……!」

霞「そもそも。カスミが『悪い事』と思ってること全て適当にごまかす。カスミが『良い子』でいるためにね。それがあたしの仕事だったんだよ。それに介入できなくなっちゃった。」

ローズ「え?」

霞「今のカスミは留め金が外れちゃった拳銃かな? いつでも何処でもその時、思ったように処理しちゃう。それこそどんな手段も問わず。そもそも自分が善悪の区別つけずに行動しちゃう癖があるってわかってたからあたしを作ったのにねぇ……多分、フローライトに何かされた。それであたしを介せず、そのまま吐き出しちゃう状態になって『良い子』でいることと復讐、どっちを優先していいかわからなくなっちゃってるんだよ。誰か、カスミを止める人が必要なんだ。あたし以外にね。」

ローズ「つまり、私に、その留め金になれとか? 貴方は貴方で何かしたの?」

霞「あたしもできる限りのことはしてる。でもね、今のカスミはあの人のことで煽って。自分が何しようとしてたのか自覚させて。あたしの存在も自覚させて。で、『あの人』のこと考えないようにさせてようやく落ち着いてる状態なんだよ? このままあの人がらみのことが続くようじゃ、本当に復讐以外じゃ生きられなくなるよ。そうなりたくないから自分であたしを作ったのに。」

ローズ「……つまり、カスミちゃんがある程度自分の気持ちの整理がつくまで。馬鹿兄の話を出さないようにして欲しいってこと? 整理さえつけば、貴方が何とかするから?」

霞「そうそう。最初からなかったことにすれば全然平気だったことなんだから。でもこれからは無理。何が原因かわからないけど、今のカスミはあたしに全部押し付けられないもん。だからあたしが表に出た。それで少しだけ『良い子』になってあげる。どこまで『悪い事』なのかぐらい、教えてあげることにする。全部、カスミの中で解決するまではこのまま状態で、ね?」

ローズ「カスミちゃんの中で気持ちの整理がつくまで……それまで、私が時間稼ぎすればいいんだね?」

霞「……でもなぁ、面倒なんだよね~ ずっと裏側だったんだし。体力持たないよ~ だから普段はカスミだしとくからさ、ローズお願い~!」

ローズ「……あれ、ここで甘えられちゃうの、私?」

霞「だってあたし、ローズ好きだし! この状態が解決するまでの間だけど、よろしくね、ローズ!」

ローズ「……え、待って。よろしく? あれ? さっき、引っ込むみたいな言い方してたし、引っ込むんじゃ」

霞「何で? せっかく出てこれたのにさ。遊ばないのもったいないじゃん! 確かにいずれは引っ込むけど今はいいじゃん? で、その間はあたしがやりすぎそうだったら止めるのはローズね? 頑張れ! アハハハ!」

ローズ「あああ! 結局私、そういう役回りなんだね!?」

霞(本当はね。『良い子』でいなくちゃいけなかった理由。これさえ解決すれば何とかなる気もするんだけどね。こればかりはローズには任せられないよ。……これはカスミと、ショーゴの問題……さてさて、今までは離れていたけどこれからどうなるのかな?)


おまけ
カスミ「……ねえ、紛らわしいよ! どう考えたって紛らわしいよ!」

霞「そうだよね。紛らわしいよね。でもどうでもいいじゃん。」

カスミ「よくないよ! ってか今回あたしの方が出番少ないよ!?」

霞「どうせだから入れ替わっちゃう?」

カスミ「ダメ! それは絶対ダメ!」

霞「えー 何でー 説明を要求するよ!」

カスミ「え? えーっと……あたしが遊べないじゃん!」

霞「……それさぁ、あたしと同じ考え方な気がするよ? やっぱりどっちでもよくない?」

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