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2011年4月19日に公開しました、第2PT冒険日誌第18話です。
1更新分のみの繋ぎ回でしたが、現在進行部分のなつき周り追加設定を踏まえた加筆を行いました。
加筆部分は少なめですが印象ががらっと変わったためSNS版から読んでくださっている方も必見です。

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ドラッケンを出てノイツェハイムを通過中の6人。

なつき「ヒルター様と同パーティーです~ 邪魔者一杯でも同パーティーです~♪」

ナーシャ「やたらご機嫌ね……」

ロビン「そうだな……」

ナーシャ「何? 何か言いたいこと、あるの?」

ロビン「あのさ、ナーシャ?」

ナーシャ「だから何?」

ロビン「別に前衛がいないからってナーシャが前衛する必要ないんだよ?」

ナーシャ「なんで? ワタシ以外に適任者っている?」

ダイ「確かにボクとなつきちゃん、ツカヅチさんは前に出れないけど……前に出るならロビンでも問題はないと思うし……」

ロビン「そう、別に狩人や盗賊でも一応生命力あるんだからこの辺なら平気なんだよ……ナーシャがわざわざでなくても。」

ナーシャ「ワタシが前衛がいいって言ったら前衛がいいの。」

ダイ「……こういいだしたら、聞かないよね……」

ロビン「だな……だけど危なくなったらすぐに下がってくれよ? 気が気じゃないんだから。俺のこと、頼ってくれていいんだからな?」

ナーシャ「……うん。」

ダイ「もう、本当仲良すぎだよ! ヒルターさんも何か……」

ヒルター「……ん? ああ、なんだった、ダイ?」

ダイ「どうしたんですか? さっきからずっとなつきちゃんを見て。」

ヒルター「……なつき、無理をしていないか?」

ツカヅチ「え? そんな様子には見えませんが……」

ダイ「ボクもそれほど普段と変わらないように見えますけど……」

ヒルター「そうか? そうならいいんだが。」

ツカヅチ(……そういえば)


なつき「どいつもこいつも。本当、自分勝手すぎるんです。置いていかれる側のことも、少しぐらい……少しぐらい考えてくれたっていいじゃないですか。」


ツカヅチ(……ゆづき先輩とさくや先輩においていかれたと、思ってる? まさか。あのなつきちゃんが?)

ヒルター「どうした? 心当たりでもあるのか?」

ツカヅチ「あ、いえ。……ヒルター様は、なつきちゃんのこと気にかけるんですね。」

ヒルター「……なつきはどうも放っておけないんだ。ゆづきやさくやと一緒の時は騒がしいぐらいだし、話しかけても騒がしくしてくれるが……作っているんじゃないかとたまに思うことがある。強がってるだけなんじゃないかって……な。」

ツカヅチ「そんなことはないと思いますよ。確かにヒルター様が思っているより彼女は頭の回る子だとは思いますけど。自分で自分のことをきちんと把握できてますし。」

ヒルター(だから心配なんだよ……変に自分を追い詰めていないといいが。)

ダイ(そうだ……なつきちゃんはヒルターさんや親衛隊の人には、自分のこと話しているのかな? ……きっと、話せないでいるんだろうけれど……そういえば……普段から、そうやって隠してたら……誰にも気づいてもらえないってことにならないかな……)


ダイ「あんな事言うなんて例え嘘でももっとマシな嘘をつけばいいのに……なつきちゃん、気にしない」

なつき「気にしてなんかいませんですよ! どうせダイにはわかりませんよっ! なつきはですね、一番嫌いなんですよ、根拠のない励ましなんて! ……否定された方が、どれだけマシか……」

ダイ「……なつき、ちゃん?」

なつき「……なーんて言うとでも思ったのですか? なつきらしくないじゃないですか。冗談ですよ、冗談。あんなインチキ占い師の言う事なんて気にするわけがないのですよ! あんな、馬鹿らしい占いなんてほんの少しも気にしないです! こんならしくない冗談言ったなんて2人の秘密ですよ、ダイ?」


ダイ(……意外と、繊細な所もあるからな……なんだか心配になってきちゃったよ……大丈夫かな……?)


フローライト「またお嬢様を利用してやろうかと思ったけど……なんだ、もっと面白そうな魔力を持った子がいるじゃないか。ふふふ……」


おまけ
フローライト「うん。そうそう。」

?????「ったく……いい加減戻ってきてあんたがやればいいだけの話じゃないのか、会長?」

フローライト「しかたがないじゃない。僕は今、手が離せないんだから。将来の会長を連れてくるのに必死なんだよ?」

?????「あんただけで十分だ。ああそうだ。副会長がタカチホに帰るだとよ。知ってるだろ?」

フローライト「……彼が? まあ、彼女さえ連れてこれれば問題はないし……」

?????「……とにかく。あんたでも待ってる奴はいるんだ。せめて死ぬな。じゃあな。さっきの報告はきちんとやるから安心しろって。」

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