この分は本日、明日の2日間にて更新させていただきます。
まずは2011年3月14日~19日に公開しました、第2PT第17話です。
6更新、第2PT序盤の山場です。お楽しみくださいませ。
ナーシャ「ん……こ、ここは?」
辺りを見回すナーシャ。ここは見覚えがあった。
数時間前に出た町、ノイツェハイムの治療所。
ナーシャ「なんで、ワタシ、治療所で寝て?」
事態が把握できないナーシャは辺りを見回し、
最後に自分が何をしていたのかを思い出そうとした。
ベットの横にある椅子にはロビンがベットにもたれかかるように寝ている。
ナーシャ「ロビン……? あっ! そうよ、フローライト!」
ロビン「……んん……? ナーシャ!」
ナーシャ「ロビン、起こしちゃった? そうだわ、聞いた方が早いわ……ねえ、どうしてワタシ、ここで寝てるの? 答えて。」
ロビン「おはよう……えっと。その前に確認したいんだけど。」
ナーシャ「何?」
ロビン「ナーシャは、何してた? 大丈夫、2人きりだ。」
ナーシャ「……追っ手の話、覚えてる? あいつにあったの。だけど……そこから、何が起きたか……」
ロビン「……暗き旅路の森にいった覚えは?」
ナーシャ「……え?」
ロビン「つまり、町を出る前から異変は起こってたってことか……くそっ、気づけなかったなんて……!」
ナーシャ「どういうこと!? どういうことなのよ! 相当前!?」
ダイ「あ、ナーシャさん! 目が覚めたんですね。」
ナーシャ「ダイ……そういえば、他は、他の3人は?」
ダイ「リューさむぐっ」
ロビン(ダイ、まだ早い。ナーシャにここを出てからの記憶がない。)
ダイ(!? 確かにあの状態なら覚えてなくても不思議じゃないけど!)
ロビン(さっき気になる単語も出たしな。俺が話を聞く。お前はどっかいってろ。)
ダイ(だ、大丈夫なの?)
ロビン(任せとけって。)
ナーシャ「ダイ?」
ダイ「ううん。自分が全部説明したいって怒られちゃった。……ロビンに聞いてくれるかな?」
ナーシャ「……わかったわ。」
ダイ「じゃあ、ボクはリューさん達の方へいくね。」
ロビン「悪いな。」
ダイが出て行くのを確認してからロビンは口を開く。
ロビン「状況説明をするよりも前に……ナーシャ、さっきの。どういうことだ?」
ナーシャ「……状況説明が先よ。」
ロビン「説明したら多分、ナーシャがしばらく落ち着いてくれなくなる。」
ナーシャ「十分もう落ち着いてなんかないわよ!」
ロビン「……あいつって、誰だ。フローライトか?」
ナーシャ「な、なんでロビンが、名前を知ってるのよ……」
ロビン「……そうか。奴か。……あの野郎……ナーシャに何しやがった……」
ナーシャ「ちょっと! ロビン! 何で貴方がその名前を知っているのよ! 答えなさいよ!」
ロビン「俺が何で知ってるとかはどうでもいいだろ! 何で! なんで会ったのなら逃げなかったんだよ! 危ない奴だってことは知ってたんだろ!」
ナーシャ「! それは、その。そうだけど……」
ロビン「なんでだ! なんでまともに会った? どうしてそんな危険なことをしてるんだ! ……下手すりゃ殺されていたかも、しれないんだぞ……」
ナーシャ「ちょ、ちょっと。ロビンこそ落ち着きなさいよ。何。どういう関係よ?」
ロビン「どこにいる! 奴は何処に!」
ナーシャ「……何処。何処……あ、れ?」
ロビン「ナーシャ! 答えろ!」
ナーシャ「……怒鳴らないでよ!」
ナーシャ(覚えてない? それどころか。いつわかれたかすら、わからない? 最後の言葉は?)
ロビン「何を隠してるんだよ! なんだ、もしかしてナーシャはあいつとグルなのか!?」
ナーシャ「……! ふざけないで!」
ロビン「! わ、悪い……」
ナーシャ「あいつとグル? そんなわけないじゃない! ……でもそう、そう思ったの? そう……!」
ナーシャはベットから起き上がると乱暴に扉を開けて外に出て行ってしまう。
ロビン「違う、言い過ぎたんだ、わりぃ! 待ってくれ、ナーシャ!」
出て行くナーシャを止めることはロビンにはできなかった。
ナーシャ「……なんで、こんなことになってるのよ……」
ナーシャ(気がつけば治療所? フローライトとの会話はまともに覚えてないし。……何、何がおきてるのよ……! でもよくわからない感覚だけは覚えてる……ワタシは多分……)
ヒルター「……ナーシャか? なんで、ここにいる?」
ナーシャ「……ヒルター!? ……!」
ヒルター「逃げるな。何があった。」
逃げようとするナーシャの手を強く握るヒルター。
ヒルター「ダイから、ロビンがきちんと説明するといっていたと聞いたが。……説明、聞いたのか?」
ナーシャ「説明なんて、何一つ……!」
ヒルター(ロビンと何かあったのか……仕方がない。)
ヒルター「知りたいことはなんだ。いってみろ。オレで答えられることなら答える。」
ナーシャ「……ワタシは、いつの間に治療所に連れ込まれてたのよ。」
ヒルター「暗き旅路の森で、ロビンに撃たれて倒れたからだ。」
ナーシャ「!? ロビンが、ワタシを、撃った?」
ヒルター「……覚えは?」
ナーシャ「ない……」
ヒルター「理由は気になるか?」
ナーシャ「気になるわ。」
ヒルター(悪びれもなく理由がわからないと即答、か。ロビンの言っていた通りかもしれないな。よし……)
ヒルター「あれは従えていたのかどうかはわからないが。リューとお前がいないことに気づいたオレ達が行ったらリューが精霊にやられている場面に出くわしてな。精霊自体は倒したがその後、お前に襲われた。……覚えは?」
ナーシャ「……ない……」
ヒルター「その際、お前はロビンに槍を突きつけているが。それすらも?」
ナーシャ「ない! 全部ないわよ! ……な、何でワタシ、覚えてない所でそんなことしてるのよ……なんで……!」
ヒルター「……ロビンは、怖かったんだな。」
ナーシャ「え?」
ヒルター「お前を傷つけることがわかっていたからこそ何一つ説明できなかった。もしくは。一番傷つけない順序で説明したかったが逆効果になった。この辺りか。」
ナーシャ「……!」
ヒルター「どうする? 逃げるか?」
ナーシャ「……逃げない。離して。」
ヒルター「わかった。」
ナーシャ「……ねえ、ダイは?」
ヒルター「リューのところだ。リューは治療所にいる。」
ナーシャ「そう……ねえ、ヒルター。」
ヒルター「まだ他に聞きたいことがあるのか?」
ナーシャ「……ちょっと、お願いできると嬉しい……」
ロビン「ヒルター! こっちにナーシャはこなかったか!」
ヒルター「そんなにあわててどうした。」
ロビン「ナーシャに説明しようとしてしくじった……俺が感情的になってどうする、くそっ!」
ヒルター「落ち着け。とにかくここでは見ていない。手伝おうか?」
ロビン「すまない、助かる。」
ヒルター「オレは治療所のほうを確認しよう。もしかしたら戻ってきているかもしれないしな。」
ロビン「俺は街中へ行く……頼むぜ!」
ヒルター「……悪いな、ロビン。ヒーローはたまには、こういう悪役をこなさねばならない時もあるんだ。」
ナーシャ「ダイ、いる?」
リュー「!? な、ナーシャ!?」
ナーシャ「……リュー……よく、わからないけど。ごめんなさい。」
リュー「え? あ、ああ。それはいいのよ……ねえ、ロビンは?」
ナーシャ「知らない。」
あっちゃん「え? ねぇ、ダイ君~? ロビン君が説明してたんじゃないの~?」
ダイ「え? あれ? ロビンは?」
ナーシャ「見当外れの場所でも探してるんじゃない?」
ダイ「え、待って。それってどういう」
ナーシャ「……話は少しだけ聞いたわ。ヒルターから。」
リュー「? なんで? ロビンじゃなくて?」
ダイ「……ロビン、何やってるんだよぉ……」
ナーシャ「そこで。ダイを借りていきたのだけど、だめ?」
リュー「は? え、ロビンから聞けば」
ナーシャ「この話はロビンじゃダメ。ダイでいいの。」
あっちゃん「意味がわからないのだけど~?」
ナーシャ「ロビンの事情を知ってそうなのは、ダイ。」
リュー「……ロビンと何かあったの?」
ナーシャ「とにかく借りていくわよ。」
ダイ「え? まって? 何で掴まれてるの、ボク?」
あっちゃん「あ~あ……頑張ってね~ ダイくん~」
ダイ「えええええ!? と、止めてくださいよっ!」
あっちゃん「だって逆らうと怖いし~?」
リュー「万全なら少しぐらい無茶してあげられるんだけど、ね?」
ナーシャ「捕って食うわけじゃないから安心して。それじゃあ。」
リュー「どういうこと?」
あっちゃん「ロビン君と何かあって~ ロビン君の事情が知りたいからダイ君持っていただけでしょ~?」
リュー「なんでロビンはしくじってるのよ……せっかく作ってあげたのに。」
あっちゃん「そうね~ あとでとっちめてあげないとね~」
ダイ「ちょっと! ナーシャさん! ちょっと乱暴だよ!」
ナーシャ「……ダイ、貴方、ロビンの友達なのよね?」
ダイ「そうだけど! でもそれが関係あるの? どうしてこんなことになっちゃってるのかわからないんだけど!」
ナーシャ「貴方、ロビンの友達って他に知ってる?」
ダイ「知らないよ! そもそもロビンって入学してすぐにナーシャさんとあっているようなものだし。」
ナーシャ「そうよね。たまに学園に戻る時があっても大体ワタシ達と一緒だったものね。そうなると貴方ぐらいしか、大切なこと、話さないわよね?」
ダイ「……何が言いたいの?」
ナーシャ「……貴方は、ロビンから、ワタシのこと何も聞いていない?」
ダイ「!? ロビン、話したの?」
ナーシャ「貴方ならこれに引っかかってきてくれるって思った。はっきり言うわ。ロビンは、ワタシと自分の関係は一切話してないわ。」
ダイ「ボクを嵌めたの!?」
ナーシャ「話して。どうしてロビンがあいつの名前を知っていたか。それがわかる気がするの。……話して。お願い、教えて。」
ダイ「だ、だめ! これはロビンが自分で話すって言ったことだもん! ボクがそれを破るわけにはいかないよ! なんで!? 何でそんなに焦ってるの!? ナーシャさんなら自分で聞ける」
ナーシャ「その結果が今の状態。事情をまったく知らずに激昂して出てきちゃったワタシも悪いのだけど。その事情すら、聞けるような、状態じゃなかった。」
ダイ「でも、でもこれは!」
ナーシャ「……お願い。このままじゃロビンにあわせる顔もないのよ。……あいつに、槍なんて向けたなんて、ワタシ本当、覚えてないのよ……なのにそんなことされて、それでも最初は、普段通り……それを知って、どうやってロビンから聞けって言うのよ! ヒルターから、聞かなければよかったって、後悔してるわよ……!」
ダイ「……」
ロビン「くそっ、どこに……治療所まで戻ってきちまった……いるわけが……ナーシャの声? ナーシャが、いる?」
ヒルター「……見つかったか。」
ロビン「ヒルター! これはどういうことだ!」
ヒルター「……彼女に、納得するまでしばらく時間稼ぎをしてくれと。頼まれた。」
ロビン「最初から知ってやがったのかよ!」
ヒルター「ああ。説明もした。」
ロビン「てめぇ……! 俺がするって言ったのに! それを信用できなかったのかよ!」
ヒルター「オレはお前たちの事情は知らない。……だが。2人とも少々落ち着いて話をした方がいい。時間をおくべきだ。」
ロビン「一刻を争うんだ!」
ヒルター「2人とも何を焦っているかオレにはわからない。だが、お前達は焦りすぎだ。冷静になれ。話し合うことも出来ない状態は良くない。」
ロビン「焦り過ぎ? 焦りもするさ、あいつのことなんだから!」
ヒルター「ならば事情を話してもらおうか? そうでなければオレは何もできん。」
ロビン「……話せるもんなら最初から話してるだろ!」
ヒルター「だろうな。」
ロビン「てめぇ……おちょくってるのかよ!」
ヒルター「……殴って気がすむならそうすればいい。」
ナーシャ「もういいわよ……ヒルター……」
ロビン「ナーシャ!」
ヒルター「……もう、いいのか?」
ナーシャ「ええ。ごめんなさい、こんなことを頼んで。」
ヒルター「構わんさ。これぐらいしか、オレにはできないのだから。」
ナーシャ「……隠してた、か……」
ロビン「?」
ナーシャ「まずはワタシの方から事情を説明しないとね。貴方も知りたがっていたし。フローライトとの話はワタシの家の禁呪についてよ。」
ヒルター「禁呪だって? なんだか、悪の組織が使いそうな言葉だな……」
ナーシャ「そうね。父親が作ったのがまさか禁呪だなんてやってられないわよ。……でも、だからこそ、あの男、フローライトはワタシの家に仕えていたのよ。その禁呪、憑依精霊術を修得するためにね。」
ロビン「憑依、精霊術……言葉通りならつまり……」
ナーシャ「そう。人に取り付いて召還者の意のままに操る術。もしくは、召還者自体に憑依させて人並みはずれた力を引き出す術。昔、モーディアル学園の生徒が闇の精霊に食われたことを参考に編み出したそうよ。」
ロビン「……まさか、そんなこと、できるはずが……」
ナーシャ「でも普通なら人に憑依させる場合、相手の抵抗力を極限まで下げておく必要があるからそもそも使い辛いのよ。……でもワタシの場合。そもそも媒体となるワタシ自身が召還師の家系で魔力と精霊術の相性は十分。それに……抵抗力、要するに精神的な部分ね。その弱みもあったのよ。」
ロビン「弱み?」
ナーシャ「別に術をかけられた地点はなんともなかったのよ。その後の会話よ。問題は。……ロビン、貴方。ワタシに隠し事してるでしょ? そのことよ。」
ロビン「なんのことだよ。」
ナーシャ「しらばくれないで。ダイが全部自白したわ。」
ダイ「……ごめん……ナーシャさんがまさか、泣いてボクに頼み込むなんて……その。どうしてもってあんな調子で言われちゃうと、ボクも話さざる得なくて……」
ロビン「……!」
ナーシャ「フローライトはね。貴方がワタシが運命の人だと言い張る人と同一だって気づいていて近づいてたのよ。……はあ……なんでワタシ、気づかなかったの……よく考えてみれば、貴方も緑じゃない……貴方と運命の人が同一人物。たったこれだけの事実で動揺した、ワタシが一番悪かったのよ……」
ロビン「……えっと。つまり。」
ナーシャ「……ワタシが、その可能性を最初の出会い方から違うと、完全に外していたのがそもそもの原因なのよ。……ごめんなさい……」
ロビン「違う! 俺が、あの話を聞いた地点で! 名乗り出るべきだった! そうだろ?」
ナーシャ「……貴方の状況で。それができたの? できなかったでしょ?」
ロビン「そ、それは。そうだけど。……でも」
ナーシャ「家族犠牲とかはなし。……大丈夫、きちんと何とかしてあげるから。手があるの。今だからこそできる、とっておきがね。」
ロビン「え?」
ナーシャ「さっきからそればっかりね。……フローライトは一つ、間違いを犯したわ。ワタシは家出娘ではあるけれど。それでもれっきとしたお嬢様なのよ? 別に喧嘩して飛び出してきているわけじゃないのだし。キチンとした手続きで……まあばれているけど監視もつけてきているの。そんなお嬢様、がよ? 使用人が手を出してきたなんていってみなさい。お父様がただじゃおかないわ。」
ダイ「……あはは、ボクもおどろいちゃった……なんっていうか。強引な所がナーシャさんらしい」
ナーシャ「ダイ? ワタシがいつも強引なことしかしてないみたいな言い方しないで。」
ダイ「強引じゃないか!」
ロビン「でも、家に戻るということはつまり」
ナーシャ「ドラッケンに戻されるかもね……でも、いいわ。貴方に会えて。お礼ができそうだもの。……それで十分。」
ロビン「俺がよくない!」
ロビンがナーシャを抱きしめる。
ナーシャ「ろ、ロビン!?」
ロビン「ダイから聞いたんなら、知ってるだろ? ……初恋の人が、ナーシャだって。……俺も、忘れられないから。だから声かけまくってたんだぜ……誰が離すか! 離したらもう、戻ってこないかもしれないお前を誰が離すか!」
ナーシャ「……ロビン……そう、冷たく言ってやったのに、それでも覚えていてくれたのは、本当、嬉しかったわ……やっぱり貴方は、ワタシの運命の人……」
二人は抱きしめあった後、お互いの唇を近づけ
リュー「……あのね。凄くいいシーンだとは思うんだけど。でもね。そういうSSじゃないのよ、これは。」
あっちゃん「リュー……自分が幸せになれない確率が高いからって、こういう邪魔の仕方はダメよ~」
リュー「そういう意味での乱入じゃないわよ!!」
あっちゃん「じゃあどういう意味の乱入なのよ~?」
リュー「まず場所! 確かに病院の病室で残りわずかな人生を送ることを覚悟した彼氏と彼女のキスシーンはよくあるわ! でも普通、こんな出入り口付近ではしないわ! 誰が侵入してきてもおかしくないでしょ!」
あっちゃん「具体的な例ありがとう~ で、次は~?」
リュー「次に流れ! 確かに運命の2人の急接近とか! あるけれど! でもこれは急すぎない!?」
あっちゃん「人と人なんて結構その場の雰囲気よ~?」
リュー「認めない! アタシは認めないわ! 最後に!」
あっちゃん「あら、まだあるの~?」
リュー「ダイ! 貴方も何か突っ込みなさいよ!!」
ダイ「……だって、何を言えばいいのかもうわからなかったし……」
リュー「いいの? ロビンとナーシャのキスシーン! 横から見せ付けられて! あなたそれでいいの!?」
あっちゃん「リューが怒り散らすなんて珍しいわね~ まあ、確かにダイくんがいるのを完全無視して進めようとしたあの2人……ちょっと。」
リュー「何よ、あっちゃん。」
あっちゃん「……わたしたちまで完全に無視よ、あの2人……なんだかつまらないわ~」
リュー「……もういい、もう突っ込みつかれたわ。傷に響くしもう寝るわ。」
あっちゃん「そうね~ ダイもあの2人に付き合ってると日が暮れるかもしれないから早めに寝るのよ~」
ダイ「え? ちょっとまって!? 放置するんですか! あれ! そもそも妨害のために出てきたんじゃないんですか、お二人は!?」
あっちゃん「これ以上はもう野暮以外の何者でもないもの~ それに~ わたしたちが引っ張り出されたのって作者が単純にこれ以上のラブシーンなんて書きたくないだけでしょ~?」
ダイ「そんな大人事情なんですかこれ!?」
ヒルター「……オレは完全に。忘れられていたがな。」
リュー&あっちゃん「あ……」
後日、ナーシャはきちんとリュー達への謝罪をし、パーティーはリューの傷がいえるまでの間、ノイツェハイムに滞在することとなったのだった。
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